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応用情報の勉強法について午前・午後の進め方、小手先テクニック(令和3年 秋期 合格者の体験談)

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この記事では、IPAが実施している応用技術者試験(以下、応用情報)の令和3年度 秋期試験に合格した時の勉強法の紹介となります。

応用情報の試験範囲はITを含めたマネジメントや経営戦略など幅広い分野の知識問題です。
そのため技術分野に特化したような深い知識や経験を求められることは無いです。
そういった理由もあり、ITにあまり詳しくない人でも受かり易い一方で、ITに詳しい人間でも特化した専門分野の知識だけでは受からないのでちゃんと勉強が必要です。

むずしい内容もありますが、勉強する箇所を選択して集中的に学習すれば合格間違いなしです!(体験談)

この記事で解説したいことの概要

①勉強開始前:あらかじめ午後問題で選択する分野を決める
②午前問題 :とにかく暗記
③午後問題 :選択する問題+セキュリティだけをガッツリ勉強
④試験当日 :午前を速攻で終わらせて午後試験に備えて休養

合格点数

合格基準は午前・午後の両方で60点以上が必須です。どっちかでも59点以下だと不合格になってしまいます

逆に40点は落としても大丈夫なので、苦手なジャンルに時間を掛けて勉強するよりも、必須の技術知識と得意分野、苦手でない分野を選択した上で勉強すれば十分に合格できます!

合格率はざっくり20%程度。難易度が高いと言われていますが学生の方でも合格者が多く、ちゃんと勉強すれば合格はしやすい部類の試験です。

前提条件(受験した私の情報)

ちなみに私はなんちゃってITエンジニアです。
プログラムとか苦手ですし、ネットワークやデータベースに至っては全くわかりませんが合格できました!

組込みシステム以外のITがそんなに得意では無いので午後問題の選択が文系みたいな選択になってます。

試験勉強の流れ、勉強期間

試験勉強としては以下の流れで実施しました。
特に①の午後試験で受ける分野選択をしておくことが重要です。
午後問題を初めに決めることで勉強する範囲を絞れて合格に向けて効率よく進めることができます!
(知識が偏った合格者が誕生するけど合格することが目的ならこれで十分だよね)

  1. 試験の午後に選択する問題分野を決める

    分野を決める理由:
     ・全ての分野を勉強すると時間が掛かりすぎる
     ・試験当日に問題を読んでから問題を決めると時間が足りない
    もし決めれないなら一度午後問題を解いてみて、”これは無理”と思わない分野を選びましょう。直感は大事。
    IT詳しくないよって人は”午後問題の勉強法”の章でオススメしている分野を書いてあるの参考にどうぞ。
  2. ベースとなる知識を学習:1ヶ月(毎週末に1日6時間×4回=24時間)
  3. 午前問題対策:平日の隙間時間(過去問1回1.5時間×10回=15時間)
  4. 午後問題対策:1ヶ月(毎週末に1日8時間×4回=32時間)

私の場合は↑の流れで試験日のざっくりで2ヶ月前から勉強を開始し、70時間ぐらいの勉強時間での合格となりました♪

ベースとなる知識の学習

私は業務に関係すること以外は基本的なITの知識が無いので参考書を購入して勉強しました。
選んだ本は”キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者”です。選んだ理由はイラストが多く頭に入り易い!
本一冊が一通り理解できればベースの知識は十分です。

本を選ぶときは本屋で立ち読みしてみて自分に合っていそうか確認しておくのが吉。

ちなみに、応用情報では基礎的な技術が多いので最新の参考書でなくても大丈夫です。
私はメルカリで中古本(平成30年度の本)を購入しましたが問題ありませんでした。

午前問題の勉強法

とにかく過去問を解きましょう!

午前問題は5年分の過去問を解いていれば合格できるレベルの点数は取れます!
全80問のうち感覚的には過去問から50%程度が出題されます。新規出題の40問も4択のマークシートなので明らかに外れの回答を除外して、あとは適当にそれらしい選択肢を回答しておけば十分に合格できます!

オススメのアプリ

過去問の勉強法は、スマートフォンアプリ”応用情報技術者問題集(全問解説付き)”がオススメです。
理由は、3つです。

・隙間時間にどこでもできる
・間違った問題の解説をすぐに見える
・間違った問題だけを後から再度挑戦しやすい

勉強の流れ

過去問を解いていって。自力でも解ける問題はその後に何もせず、解けない問題は”問題と回答をセット”で頭に刷り込みます!(暗記)

具体的には以下の流れです。

  1. 1期分を普通に解く
  2. 分かる問題は回答し、間違った問題 or 分からない問題はそのタイミングで解説を読んで理解する
    (アプリ上では間違いを回答しておく)
  3. 1期分が全部終わったら、間違った問題 or 分からない問題だけを再挑戦する
  4. 2回目でも間違った問題はとりあえず放置
  5. 同じように5年分(10期)を回答して、間違った問題 or 分からない問題のリストをアプリで作成
  6. 試験日の前日 or 当日に⑤のリストだけを再度挑戦する
  7. 試験までに何度も繰り返して間違わなくなるまで繰り返す
    (問題を見たら考えなくても答えを選べるようにする)
  8. 以上です。


過去問を解答+理解するのに最初は2時間程度は掛かりますが数年分を進めていくと同じ問題がどんどん増えるので、1時間あれば終わるようになります。

実際の試験でも私は1時間で全て回答して途中退室しました。

午後問題の勉強法

午後問題は5問だけです。情報セキュリティの1問だけが必須で残り4問は受験者が選択する方式です。
なので、下のジャンルから得意な問題がある場合はそれを選べば難しくないでしょう!

  1. 情報セキュリティ
  2. 経営戦略
  3. プログラミング
  4. システムアーキテクチャ
  5. ネットワーク
  6. データベース
  7. 組込みシステム開発
  8. 情報システム開発
  9. プロジェクトマネジメント
  10. サービスマネジメント
  11. システム監査

ちなみに私は組込系エンジニアなので、過去問をみてもプログラミング / システムアーキテクチャ / ネットワーク / データベースがさっぱり分かりませんでした。

得意なジャンルだけで4つ選べない場合や、ITなんぞ知らんという人には以下の4つがオススメです。
ITというよりは日本語の読解力を試される問題です。

  • 経営戦略
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

勉強の流れ

午後の勉強も基本は過去問を解きましょう!
ただし選択した分野だけに集中して理解を進めます。あくまでも答えを覚えるのでなくて解き方や考え方を理解しましょう

記述するタイプの解答の仕方が少し分かりにくいので、参考書の解説や過去問道場などがオススメです。(参考書は2018年と古いものを使用しましたが特に問題なく合格できました)

ちなみに、必須問題のセキュリティはだいたいが秘密鍵、公開鍵、共通鍵関連なのでここはできる限り理解しましょう。これを捨てて試験に合格するのは難しいです。

当日の流れ

当日の流れは以下の感じです。

  1. 10分前には会場に到着(一応試験の説明、本人確認などあるのでギリギリ到着はNG)
  2. 午前試験 9:30~12:00(150分)
    60分で退出可能
  3. 昼食
  4. 午後試験 13:00~15:30(150分)
  5. 開放

応用情報試験の本番は午後試験です。午前試験は60分でさっさと終わらせて午後に備えて休息をとりましょう!
分からない問題は悩むだけ無駄です。明らかにハズレの選択肢以外から適当に答えてしまいましょう。


途中退出したあとは午後に向けての勉強もありですが、疲れない程度をオススメします。
午後問題は特に集中力を必要とするので、できる限り万全な状態で挑むことが重要です。


ちなみに午前を試験時間いっぱいまで使ってしまうと、↓のデメリットがあります。

  • 頭が休まる時間が無く、午後の集中力が下がる
  • 急いで食べると血糖値が急上昇して午後の試験中に眠くなる
  • 他の人と昼食のタイミングが被ってさらに時間が無くなる

最後に

この記事では応用情報技術者試験の勉強法についての解説を行いました。

よくある傾向と対策と行った感じですが、勉強すれ受からないような試験では無いです。
個人的な意見ですが午前は適当に暗記して午後だけできるようにしておけば受かる試験だと思ってます。
この資格が転職や就職に役立つかは自分ではまだ分からないですが、試験を受けられる方の参考になれば嬉しいです。

最後まで見てくださり、ありがとうございました!