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QIDI TECH 3Dプリンター(FDM)の比較、共通するメリット/デメリット、おすすめ機種

この記事では、qidiのx-makerを買って個人的に満足の製品だったので、他の人が買うときに参考になれば良いなと思いQIDIのFDM(熱溶解積層方式)3D printerのスペックを比較をしてみました。

ちなみに、http://www.qd3dprinter.com/というQIDI公式サイトっぽいサイトは一応ありますが、各商品のページでは画像が大量に貼ってあるだけで分かりにくいので比較表を作りました!

Amazonの商品ページと公式のページで違う仕様が書かれていたりするので多少不安な箇所があるのであくまでもご参考程度にしてください!

大きな間違いはないと信じたい…

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比較表

比較は以下の10機種です。商品のシリーズ的には2019年までは発売された機種はXシリーズ、2020年以降に発売されたものはiシリーズとなっているようです。

2021年12月発売の最新機種X-CF ProがXシリーズになっているのでもうルールが不明です!(Xとiのシリーズ切り分けどうなってるんだろう)

表中の「X-Plus」より右側に価格が無いのはAmazonでの取り扱いが終了しているためです

楽天の「AYARD」という正規代理店ならまだ古い機種も買えるのでそちらが欲しい方はご確認ください!

例えばX-makerならこんな感じ

 
X-CF Proi-fasti-matesX-MaxX-Plusi-mateX-MakerX-SmartX-ProX-one2
Amazon価格 [円]
※2022年7月時点
229,000287,00058,000124,00085,000
発売日
※Amazon登録日
2021/112021/52021/22018/122018/102021/22019/82018/12017/122016/7
製品サイズ[mm]
※おおよそ
610x515x678710x510x670582x465x435600x540x570665x560x570582x465x435450x 380x 380380x320x360480x360x390380x320x360
印刷サイズ [mm]
(最大)
300x250x300330x250x320
※シングルエクストルーダー時:360x250x320
260x200x200300x250x300270x200x200260x200x200170x150x150150x150x150230x150x150145x145x145
レイヤー [mm]
(積層ピッチ)
0.05-0.2mm0.05-0.2mm0.05-0.2mm0.05-0.2mm0.05-0.2mm0.05-0.2mm0.05-0.2mm0.1-0.4mm0.05-0.4mm0.05-0.4mm
エクストルーダシングルデュアルシングルシングルシングルシングルシングルシングルデュアルシングル
追加エクストルーダ高温用高温用0.2mmノズル高温用高温用なしなしなしなしなし
ノズル温度[℃]
(最大)
350300240300300240240240240240
対応フィラメントPLA
ABS
PETG
PTU
PC
カーボンファイバー
ナイロン
PA12-CF
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
PC
カーボンファイバー
ナイロン
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
PC
カーボンファイバー
ナイロン
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
PC
カーボンファイバー
ナイロン
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
(1.75mm)
PLA
ABS
PETG
PTU
(1.75mm)
ヒートベッド
110℃
自動キャリブレーション
プリントスピード60mm/s30-150mm/s30-150mm/s30-150mm/s30-150mm/s30-150mm/s30-150mm/s30-150mm/s30-150mm/s30-150mm/s
フィラメント設置2ヶ所
(上・外部の専用ドライケース)
2箇所
(上)
2箇所
(上、内部)
2箇所
(上、内部)
裏面2箇所
(裏面)
裏面
マグネティックプラットフォーム?
接続方法USBメモリ
Wifi
LAN
USBメモリ
Wifi
LAN
USBメモリ
Wifi
LAN
USBメモリ
Wifi
LAN
USBメモリ
Wifi
LAN
USBメモリ
Wifi
LAN
USBメモリ
Wifi
LAN
USBメモリ
Wifi
LAN
USBメモリ
Wifi
LAN
SDカード
その他
特記事項
PEIビルドプレート
フィラメント切れ検知
内蔵カメラ
フィラメント切れ検知

※フィラメントを装置上方に設置する機種は装置上方に30cm程度にスペースが必要です。

QIDI techの3Dプリンタに共通するメリット

一言で言うなら、

初心者向けで優しい!

①サポートが親切

3Dプリンタは海外メーカーばかりでサポートが基本的に遅かったり期待できない場合が多いですが、英語でのメールですが回答がちゃんと返って来て一緒に問題解決してくれる!

②安全

装置が金属フレームやカバーで覆われているので物や人が衝突したりする危険がなく安全。小さい子供がいる場合など安全重視の人に特にいいです!

③失敗しにくい

装置が金属フレームやカバーで覆われているので印刷中の温度が安定しやすく、急激な温度低下で出力品が反るのを抑えることができます!

④箱から出してすぐ使える

組み立て済みの状態で送られてくるので到着後すぐに出力を開始できます!
製造時に動作確認もしているようで、私の場合はキャリブレーションも不要な状態でした。

QIDI techの3Dプリンタに共通する”デメリット”

業務向けや、既に3Dプリンタを何台も持っている人には微妙

①印刷できるサイズの割に製品がでかい

金属フレーム・カバーがあるので、剥き出しの3Dプリンタより大きいです。
メンテナンスのためなのか装置内に無駄と思えるほどスペースが空いています。

②公式の消耗品が手に入りにくい

国内のAmazonや楽天などで公式の消耗品があまり扱われていないです。
そのため個人輸入をするか同等のサードパーティ製の物を買うかの2択になりがち。

③情報が少ない

日本にユーザーが少なくてWebなどを調べても情報が見つからないことがあります。

④説明書が英語。

同封されている説明書や動画などが英語だけです。
装置のタッチパネルやスライサーソフトは日本語に対応していますが、簡単な英語が読める程度は必要です。

⑤特別な機能を持つ製品はない

3Dプリンタとして正統派な機能が載っています。
逆にベルトコンベアなどの尖った機能が無いです。

おすすめ機種

まず前提として、3Dプリンタは大は小を兼ねる製品なので特に印刷サイズは大きい方がいいです!

お金とスペースに余裕があるのなら上位機種、最新機種を買うと手間・時間が軽減できます!

小さいものを組み合わせて大きい物を作ることも可能ですが分割印刷して結合したりと非常に手間です。

小さい物を大量印刷する場合でも大きい装置の方が一度に量産したりと何かと便利です。

3Dプリンタ初心者におすすめ機種

i-mates”です。

理由は以下

  • ①価格が手頃
    楽天の買い周りを利用すれば5万程度
    Amazonでのセールがごく稀にあってその時も5万円程度

  • ②値段の割に印刷可能なサイズが大きい
    260mm x 200mm x 200mmと大きいは正義

  • ③発売時期が新しい
    2021年2月発売と新しいので保守部品が販売される期間が長くなります

  • ④基本的な機能が全て入っている

  • ⑤0.2mmのノズルが付属している
    上位機種にすら無い付属品!
    しかもノズル単体でなくエクストルーダごと付属しているらしいです!

大きすぎて部屋に置けないとか、予算オーバーなどの理由がなければ

コスパが良くオススメです!

上位機種と比較した場合のデメリット

ちなみに高額な上位機種と比べるとこの辺が弱いですが、機能の割に価格が跳ね上がるのでコスパが悪い印象です。

  • 高温が必要なフィラメント(カーボン・ナイロン)が使えない
    → 初心者向きのフィラメントではない

  • 自動キャリブレーションが無い
    → キャリブレーションの頻度は少ないので影響は少ない

  • カメラが無い
    → Webカメラなどで代用可能

  • 専用のフィラメントドライBoxがない
    → 一般品で代用可能。自作している人もいるぐらい
  • PEIビルドプレートで無い
    ※ PEIは定着性の良い素材のプレート
    → Amazonに市販されているものを貼り付けて代用可能

  • 2色印刷できない
    → あると楽しいけどなくても普通の使い方ならそんなに困らない
    工業品など水溶性サポート材など使うならこの機能が便利

  • フィラメント切れ検知が無い
    → 残念!あって欲しかった。。。

もし0.2mmのノズル、装置の透明なカバーの2点が不要ならi-mateという機種がおすすめになります。付属が減っているだけで、他のスペックはi-matesと全く同じです。

i-matesは販売を終了

最後に

この記事ではQIDI TECHのFDMタイプの3Dプリンタの比較を行いました。製品の発売サイクルは業務用も個人用も年1度程度の頻度で発売されているように見えますが、時期がバラバラで画期的な進化も特に無いので欲しい時に買うのが良さそうです。

個人的にはx-makerを持っていますがi-matesが出る直前だったのでちょっと残念です。次は光造形の製品買おうかなと物色中なので、そちらも比較して記事にしようと思います。

最後まで見てくださり、ありがとうございました!