この記事では、qidiのx-makerを買って個人的に満足の製品だったので、他の人が買うときに参考になれば良いなと思いQIDIのFDM(熱溶解積層方式)3D printerのスペックを比較をしてみました。
ちなみに、http://www.qd3dprinter.com/というQIDI公式サイトっぽいサイトは一応ありますが、各商品のページでは画像が大量に貼ってあるだけで分かりにくいので比較表を作りました!
Amazonの商品ページと公式のページで違う仕様が書かれていたりするので多少不安な箇所があるのであくまでもご参考程度にしてください!
大きな間違いはないと信じたい…
間違いあったらご指摘お願いします!
比較表
比較は以下の10機種です。商品のシリーズ的には2019年までは発売された機種はXシリーズ、2020年以降に発売されたものはiシリーズとなっているようです。
2022年発売の最新機種X-CF ProがXシリーズになっているのでもうルールが不明です!(Xとiのシリーズ切り分けどうなってるんだろう)
※フィラメントを装置上方に設置する機種は装置上方に30cm程度にスペースが必要です。
QIDI techの3Dプリンタに共通するメリット
一言で言うなら、
初心者向けで優しい!
①サポートが親切
3Dプリンタは海外メーカーばかりでサポートが基本的に遅かったり期待できない場合が多いですが、英語のメールですが回答がちゃんと返って来て一緒に問題解決してくれる!
個人的にはこれが一番大きいです!
英語苦手なのでDeepLで無理やり英語に変換して連絡してるよ。
返信も早くて、24時間以内には解説の動画と必要なデータをくれた!
Amazonのレビューを見てもサポートの評価が非常に高くてそこは安心。
②安全
装置が金属フレームやカバーで覆われているので物や人が衝突したりする危険がなく安全。小さい子供がいる場合など安全重視の人に特にいいです!
③失敗しにくい
装置が金属フレームやカバーで覆われているので印刷中の温度が安定しやすく、急激な温度低下で出力品が反るのを抑えることができます!
④箱から出してすぐ使える
組み立て済みの状態で送られてくるので到着後すぐに出力を開始できます!
製造時に動作確認もしているようで、私の場合はキャリブレーションも不要な状態でした。
QIDI techの3Dプリンタに共通する”デメリット”
既に3Dプリンタを何台も持っていて、自分でメンテナンスなどが余裕の人にはオススメしません。
そういう人は公式サポートなくても問題解決できるし、大きくて邪魔になりやすいかと。
①印刷できるサイズの割に製品がでかい
金属フレーム・カバーがあるので、剥き出しの3Dプリンタより大きいです。
メンテナンスのためなのか装置内に無駄と思えるほどスペースが空いています。
②公式の消耗品が手に入りにくい
国内のAmazonや楽天などで公式の消耗品があまり扱われていないです。
そのため個人輸入をするか同等のサードパーティ製の物を買うかの2択になりがち。
③情報が少ない
日本にユーザーが少なくてWebなどを調べても情報が見つかりにくい。
困ったら公式のサポートに連絡するのが最短の解決策だよ
④説明書が英語。
同封されている説明書や動画などが英語だけです。
装置のタッチパネルやスライサーソフトは日本語に対応していますが、簡単な英語が読める程度は必要です。
「Google翻訳」アプリをインストールしてリアルタイム翻訳する手もあるね
⑤特別な機能を持つ製品はない
3Dプリンタとして正統派な機能が載っています。
逆にベルトコンベアなどの尖った機能がある製品は無いです。
3Dプリンタ初心者におすすめ機種
初心者ならおすすめの機種は「i-mates」です。
- 価格が手頃
楽天の買い周りを利用すれば5万程度
Amazonでのセールがごく稀にあってその時も5万円程度 - 値段の割に印刷可能なサイズが大きい
260mm x 200mm x 200mmと大きいは正義 - 発売時期が新しい
2021年2月発売と新しいので保守部品が販売される期間が長くなります - 基本的な機能が全て入っている
- 0.2mmのノズルが付属している
上位機種にすら無い付属品!
しかもノズル単体でなくエクストルーダごと付属しているらしいです!
大きすぎて部屋に置けないとか、予算オーバーなどの理由がなければ
コスパが良くオススメです!
上位機種と比較した場合のデメリット
ちなみに高額な上位機種と比べるとこの辺が弱いですが、機能の割に価格が跳ね上がるのでコスパが悪い印象です。
もし0.2mmのノズル、装置の透明なカバーの2点が不要ならi-mateという機種がおすすめになります。i-matesと同じスペックで付属が減って値段が安くなっています
i-mateは販売を終了しました。。。残念です
2色印刷やサポート材の素材を変えたい場合のおすすめ
デュアルエクストルーダなので2色のフィラメントを同時に使ったり、サポート材の材質だけ別素材にしてサポート材を剥がしやすくしたりといったことがしたいなら「i Fast」がおすすめです!
デメリットは何より値段が高いことです。。。
大きな物を出力したいけど、2色など使わない場合のおすすめ
大きい物を出力したい人には、印刷可能なサイズがi-matesよりひとまわり大きい「X-max」がおすすめです。
最後に
この記事ではQIDI TECHのFDMタイプの3Dプリンタの比較を行いました。製品の発売サイクルは業務用も個人用も年1度程度の頻度で発売されているように見えますが、時期がバラバラで画期的な進化も特に無いので欲しい時に買うのが良さそうです。
個人的にはx-makerを持っていますがi-matesが出る直前だったのでちょっと残念です。次は光造形の製品買おうかなと物色中なので、そちらも比較して記事にしようと思います。
最後まで見てくださり、ありがとうございました!