この記事ではQIDI PrintのWiFi関連についての解説を行なっていきます。
基本的な設定方法と出力までの手順がメインです。
ついでに遠隔での3Dプリンタの操作方法。温度や進捗のモニタリング方法について記載します。
Wifi経由での出力ができるとちょっとだけ便利なのでぜひ試してみてください!
環境
まずは環境です。
- QIDI Print version 6.2.0
WIFI設定
3Dプリンタ本体の設定
まずプリンター本体のwifi設定からです。
3Dプリンタ側はWifiルータに接続できて、USBメモリを挿せば設定完了です。
⓪ 3Dプリンタの電源ON
① ”歯車”アイコンをタップ
② “ネットワーク”アイコンをタップ
③ 左上の白○をタップして右側へスライド
④ 右上の赤○をタップしてWifi選択画面を開く
⑤ 接続するWifiを選択
⑥ Wifiのパスワードを入力
⑦接続に成功すればOK
⑧ IPアドレスをメモ(PC側の設定で使います)
⑨ USBメモリを3Dプリンタ本体に挿す
挿したUSBメモリにWifi経由で出力用のデータが転送されます。
PC側の設定
続いてwifi経由でPCと3Dプリンタを接続します。
- コントロールパネル”を開く
”拡張子”→”コントロールパネル”の所で”コントロールパネル”でクリック - ”鉛筆”アイコンをクリック
- IPアドレスを入力して”ア…”をクリック
入力するIPアドレスは「3Dプリンタ本体の設定」の⑧でメモしておいたもの - リストに3Dプリンタが表示されれば完了!
Wifiで出力
では、設定が完了したので実際に3Dプリンタを動かしていきましょう!
出力の方法はデータを2種類あるのでそれぞれを解説していきます。
QIDI printでスライス計算した直後に出力
1つ目は、QIDI printでスライスを計算してそのまま出力する方法です。
①Wifiに経由で3Dプリンタに接続されていることを確認
② ”スライス”をクリック
③ ”Send to WIFI”をクリック
④ 確認画面で”Yes”をクリックすると出力開始です!
あらかじめ用意したデータを使って出力
コントロールパネルの”プリント”というコマンドを使うことで、あらかじめ作成したデータで出力も可能です。
①コントロールパネルを開く
②接続する3Dプリンタにチェックを入れる
③”つなぐ”をクリック
ここまでで3DプリンタとPCがwifiで接続完了です
④”ファイル”をクリック
既に出力したいファイルが3Dプリンタ側にある場合は④、⑤は不要です。
⑤”掲載”をクリック
ファイルダイアログが開くので出力したいデータを選択して3Dプリンタに転送します。
⑥出力したいデータにチェック
⑦”▶︎プリント”をクリックで出力が開始されます!
以上がWifi経由での出力方法です。
結構簡単です。
遠隔での出力停止(or 一時停止)
コントロールパネルの”▶︎プリント”の右側にあるボタンを押すことで出力を停止できます。
暫停 | 一時停止 |
引き続き | 一時停止からの再開 |
停止 | 停止。途中からの再開はなし |
Wifiで3Dプリンタをコントロール・モニタリング
なんの為の機能か私は分かってないですが、遠隔で位置や温度をコントトロールしたりモニタリングが可能です。
フィラメントの交換とかに便利かも。
遠隔コントロール(エクストルーダー・ビルドプレート・ファン)
コントロールパネルの右側で操作が可能です。
それぞれのボタンなどの意味はこんなかんじです。
温度モニタリング(エクストルーダー・ブルドプレート)
温度を確認したい場合は”コントロールパネル”の”温度グラフ”をクリックするだけです。
以下の4つの温度がモニタリング可能となっています。
エクストルーダー温度(現在) | 青の実線 |
エクストルーダー温度(目標値) | 青の点線 |
ビルドプレート温度(現在) | 赤の実線 |
ビルドプレート温度(目標) | 赤の点線 |
最後に
今回の記事はQIDI PrintのWiFi関連についての解説を行ないました。
みてくださった方もWifiで出力が行えて多少は便利になったでしょうか。
出力ができるのは前から知っていましたが、コントロールパネルで遠隔操作が可能だったり温度をモニタリングできるのは今回はじめて知りました!
面白いのですが、使い所が私にはよく分からなくて。。。
もし良い使い道を教えてください!
それでは、最後まで見てくださりありがとうございました!